渋谷の空が綺麗に晴れ渡る様を見たことは実はあまりない。
灰色に色づきながらも強い光を抱えて白々と明るい空がいつもの渋谷だ。
その色は指先に巻きつけた自身の髪の色と同じではないけれども近いかもしれない。
そのまま見上げていつか解けてしまえたら、そのときこそ僕はこの街と一体になれる。大好きなこの街そのものになれる。
そんな幻想に微笑んで、少し前を歩く君の背中に語りかける。

どうして君は来てくれたんだろうね。

夢みたいで嘘みたいでなかなか現実味のわかない状況なんだよ、君はわかっているかな。
手を繋ぐには距離がある。
なぐさめるように僕は左手の甲を右手でなでて、空ではなくて今度は君の後ろ姿に目を奪われる。



君が言うから仕方なく、だよ。
だってそんなに楽しそうに目を光らせちゃってさ。
いつのまにそんな、子供みたいな顔をするようになったの。



子供たちが、そして君が、それぞれの表情ででもみんな楽しそうに僕を見ている。
僕は照れくさいのを何とか押しのけて、最初の言葉を口にする。

「はじめまして」

これからどんな物語を紡ぐのか、僕自身のことなのに僕はまだ何も知らない。
この胸にあるのはきっと不安、そして期待。
だからその心のままに笑ってみて、奇跡みたいな時間だね、君にそっと、口に出さずに語りかける。





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7、(side JOSHUA)





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日付を微妙に誤魔化しつつも、何とかここまでこれました。
7日目です。
どうもありがとうございました。



080802